●肥前吉田 焼き、四百年の歴史 嬉野の焼き物の歴史をひもとくと、天正5年(1577年)磁鉱石の発見によりはじまり、時代の波とともに一盛一衰を重ねながら長い歴史を歩んできました。 寛永年間(1624〜44年)藩主鍋島直澄が隠居後、その偉業として吉田山の陶磁器業を督励しました。享和年間(1801〜4年)に入ると、副島弥右衛門が制限外の窯数を増し、事業を拡張して吉田焼きの繁栄を促しました。しかし、天保の初年(1830年)頃には生産過剰になりしだいに窮地に追いやられる格好となっていきました。 明治13年(1880年)吉田山に陶磁器会社「精成社」を設立し、改良を図りました。その後、市場を中国や朝鮮に向け輸出用として日用食器の製造に励み成功しました。明治44年(1911年)には有田より技術者をむかえ、吉田焼も錦絵に成功。ますますその名声を高めていきました。しかし、時代の流れと共に国内向けになり、現在に至っています。 現在の「肥前吉田焼」は15の窯元によって育まれ、陶工たちはそれぞれに個性あふれる作品を世に送り続けています。
●吉田おやまさん陶器まつり(4月) 昭和62年より開催。陶器市を通じて「作り手」と「使い手」の交流を図り、陶産地吉田をPRし窯業の活性化、地域産業の振興を目指しています。県外からの人々も多く訪れ、賑わいを見せています。 ●吉田辰まつり(11月) 吉田皿山の先人達からうけつがれている辰まつりは、水の神様の八大龍王さの祭りです。年に一度、豊かな水に感謝しつつ、陶器、お茶など嬉野ならではの特産品を一同に集め販売いたします。 |
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